フリーターの日常と限界

フリーターの日常と限界

20歳フリーターの何も起こらない日常と楽しみな将来を書き綴っていくつもりなブログtsumenikomiudon

ニートと理容室【プラージュ】

4/25 

天気は曇り、ああ、ニートには曇りがよく似合う。

 

3週間ほど使っていない電動自転車のサドルには黄砂が覆っている。

 

さっと右手で払いのけ、重いペダルを踏みこむ。鬱陶しい前髪が風に揺れる。

この前髪と今日でおさらばすると思うと、少し寂しくもある。

 

前日に降った雨が地面を濡らし、自転車で切る風が冷たい。

5分ほどで目的地に着く。

 

プラージュは銭湯形式といえばわかりやすいだろうか、まずロッカーに荷物を入れて鍵を閉め、カット中は自分で鍵をもつことになる。お会計の前に荷物を取り出す要領である

 

ロッカーに荷物を入れて席に着きたかったが、ロッカーの鍵が抜けない。

 

あれ、、、

 

「優しく引っ張ってください」

女性の声が聞こえる

 

あっ、、あっっ、

 

手こずる私に店員が手伝ってくれた

「あ、、ありがとうございます、」

 

予想外のことが起きたが平然を装い焦らず、ゆっくり席に着く

 

「今日はどういった感じで?」

「えー、前髪は目にかかるかかからないかぐらいで」

「横、どうします?」

「えー、、、」

「耳は出す感じで?」

「あっっ、、はい、そんな感じで、、」

「わかりました、あとは自然な感じで、ですかね」

「はい。」

 

毎回同じことを言うだけなのになぜこうもスラスラと言えないのだろうと思いつつ、話しかけづらくするために目を閉じる。

 

そう、目を閉じれば店員は察して何も話しかけないでくれる。

 

これが私にとってどれだけの安心感なのか、まさに家のトイレの様な落ち着きである

 

 

 

チキチェキチェキチェキチョキチョキ

 

プラージュのもうひとつの良さは約10分程でカットが終わるところである

 

「後ろはこんな感じでよろしいですか??」

鏡を取り出して店員が聞いてくる

 

文句を言い出せない私にとって愚問である

 

まあどうせ店員も一応聞いてるだけで、もっと長い方がよかったと言われてもどうしようもないし、わざわざ言う客も居ないだろう。

 

「あっ、はい。ありがとうございます」

全然問題ないですよという意味で少し笑顔で答えたが、表情筋のないかつ人前で笑い慣れていない私の顔は店員にとって苦笑のように映っているかもしれない

 

ひげ剃りの人と交代するとき、ついにあの質問が来た

 

「学生ですか?」

 

はい(嘘)」

 

「大、、学生ですか? 」

 

はい(嘘)」

 

その後、無事問題なくカットが終了する(※大学生と社会人は同じ値段)

 

1620円になります」

カットシャンプー無しこそプラージュ玄人、そしてこの値段、、、、安いッ

 

1700円を出しお釣りの80円とみんな大好きプラージュポケットティッシュをもらう

 

 

店を出て自転車に乗るときふと空を見上げた

 

曇った空が少し明るく見えたのは気のせいだろうか

 

 

理美容業界年商日本一を誇る、親切、ていねい、待たずにできる店 プラージュ

 

最高ッッッッッ!!!

 

 

 

走り出した自転車は、もう、止まらない。

 

 

 

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